あくる日。

ジャンはずかずか面会室へ。
いすに座るなり、こう言った。

「なんで妹を撃ったんだ」

犯人はうんざり顔。
「それなら何度も言ったでしょ。
仕事だったの」



ジャンは顔を真っ赤にして、
道徳のことや、命のことをうったえた。

犯人はたいくつそう。
「だって仕事だもの」

ジャンは部屋を出て、
足を踏み鳴らしながら帰っていった。