「はい?」


「いや、仲良しみたいだし。丁度良いんじゃないかと思っただけ」


菫さんはカクテルに浮かんでいたサクランボにパクついた。


「もう、私とガァちゃんは友情で結ばれてるだけです!恋愛とかじゃないんです!」


ふいに、有本君に唇を重ねたことが蘇った。


友情ですか。


そうですか。


一番の秘密を打ち明けた時、貴方は眠っていましたしね。