私は嘘で出来ている。

「私のこと、知ってたんだね」


「え?」


「話したこと、一度も無かったのに」


「市河さん、去年学祭のカラオケコンテストで優勝したじゃない。あの時の印象が強くて…あ」


「いいよ、おネエ言葉で」


正直、有本君のおネエ言葉は少し衝撃だった。