よし、終わったな。

「なんかあっけな〜い」

羅々は、つまらなそうに口を尖らせる。

そう言えば、差し入れがあって来たんだった。

今は…7時半…か。ま、いい頃かな?

「……差し入れ、一応温めるよ?キッチン借りるね」

一応アラタに確認を取った。

「あぁ…ど〜ぞ」

暫く火にかけると、グツグツと美味しそうな音を奏でた。

よし、こんなもんでいいかな?

「じゃ、温めたから」

そう言って、私はスッと立ち上がった。

「今日はお騒がせして、すいませんでした。仕事はきちんとさせて頂きますので。それでは、失礼します。……羅々」

「は〜いっ!!皆、まったね〜」

そして私達は、自分達の寮に戻った。