「…聞いてくれる?す〜ちゃん」

「えっ…うん…」

なんでそんな…哀愁漂わせてんのさ。

「あ・い・つ〜!!あたし達の温泉の入浴シーン覗いてたんだよ?!」

「…………え」

「それ、紫雲から教えてもらったんだけど、マジムカつかない?!」

「いや…それ、私が困るよ。羅々は付き合ってるからまだいいでしょ」

「あぁ、それなら大丈夫。あんま見てないってアラタが…」

「あんまっ?!あんまでも嫌だよっ」

なんであんなやつに見られなきゃなんないんだ…

「ていうか、なんで紫雲は知ってるの?」

「うっ…」

?何かあるな?

「吐けー!!」

「いやっそのぉ〜」

《ピンポンパンポーン》

「「あ」」

《桜木昴様、澤井羅々様、至急生徒会室へ》

タイミングいいんだか悪いんだか…

ていうか、様?
何か前より敬われてる?
何故?