そして…アイツらはというと…

「あーんっ」

「うぉ?あーん♪」

「キャハッ珠輝ちゃんかーわーいーいっ♪」

「みほみほの方がかーわーいーいっ♪」

「えぇー?うふっ」

「………珠輝…ノリノリだぁ…」

「……アホらし…」

珠輝たっての希望で、キャバクラのおねーさんと夜のお遊び中だった。

「あっそこのおにーさん達も、飲も?」

「………ご…ごめんなさい…僕、飲んじゃだめなの…」

「えー?」

「悪いが、俺も遠慮する。そこのバカをよろしくな」

これで…104回目だ。

雪梛と菫は、お姉さん達の酒のお誘いを断り続けるのに疲れ果てていたのだった。

「(アイツら…どうしてんのかな…?)」

雪梛は心の中でポツリと呟き、ギャーギャー騒ぐ珠輝に呆れた視線を送りつつ溜め息をつくのだった…

「(帰りてぇ…)」