「…ここを通り抜けた先にね?小さな星空みたいなのを見れる場所があるんだって。そこには、ポツンと2人掛けのベンチがあって、そこに座ってそれを見た人は、好きな人、もしくはカップルと必ず幸せになれるんだって!!」

「ろ…ロマンチック〜…」

「でっしょー?!あたしもう、マジ行くからねっ」

そう笑う羅々は、やっぱりアラタが大好きなんだなぁと感じさせるほど目が輝いていた。

「羅々…なんか綺麗になったよね」

「へっ?!」

私の発言に、湯上がりで赤みがかってい頬が、さらに赤くなった。

そんなに恥ずかしがらなくても…

「す〜ちゃん、冗談はよし子さんだよ〜」

フフッと笑う羅々は、やっぱり綺麗だと思った。
旅行マズィック??