ていうか…なるほど、羅々はナンパ3人衆を驚かせるのが目的だったのか…(汗)
羅々の思惑がやっとわかったよ。
いつも思うけど、羅々の考えることは、イマイチわからないなぁ。
ていうか…なんで私達の旅行に、ナンパ3人衆も呼んでんだよ。
私が眉を寄せたのを見たのか、羅々は、この前のお礼だよと、耳元で言った。
…なるほどね。羅々にしては、これもいい考えだな。
「と に か くっ!皆揃ったんだし、行くよ〜?」
羅々がまたもやリーダーシップを発揮し始める。
それから飛行機へと乗り込んだ。
「俺がこ〜こっ!」
「ぁあ?俺だば〜か」
「僕です」
「いやいや、俺様だろ〜(笑)」
「僕、かなぁ?」
「「………」」
今さっきから…星、辰志、苓、珠輝、菫が言い争ってる。
原因はというと…
「もうっ!す〜ちゃんの横の席の取り合いなんてしな〜いっ!」
そう。私の両サイドの席を取り合っています。
紫雲と雪梛は終始無言。
「あのさ〜…どこでも「よくないよっ!」…はい…」
私が口を挟むと、星が怒り出す。
す、すいませんでした…


