そして、駅側のほうはというと…生徒会メンバーと、ナンパ3人衆がいた。 「誰だよ、あの美少年」 珠輝は不審そうに眉を寄せ、羅々に尋ねる。 「近くで見ればわかるよ〜」 「あ…昴は?」 思い出したように、菫が羅々に問い掛けると、 「すぐ来るって!」 羅々は、少し黙れ、とでも言いたげに強く言う。 「………」 「あんたはなんか喋れっ!!」 が、羅々は喋りかけなかった雪梛を叩く。 雪梛は前のめりになり、 近付いて来ていた美少年のもとへと倒れ込んだ。