「ん?どしたの?羅々?」
羅々の顔を覗き込むように見ると、
「割れ顎型じゃないも〜んっ!ハートだも〜んっ!!ふーんだ!」
拗ねていた。
……は……ハートだったのか…(汗)
やばいやばい…
「ハート…可愛いよ?」
スマイルキラキラ度7。
私は無理にでも羅々を丸め込むため、笑顔をいつもよりも5割増しにした。
「……っ……うん。ありがと…」
多分この顔は、ナイスに引っ掛かったな。
くふふ…
「いやぁ〜んっ!昴きゅんっ!!す て きぃ〜っ♪」
猛スピードでハートを飛ばしながら、まちこティーチャーが私の元へやってきた。
…やべ。面倒な人まで引っ掛けちゃった…(汗)
「先生…私は、女…ですよ?」
スマイルキラキラ度9。


