明日はついに、調理実習。

文化祭のときに羅々が作った『恐怖の人入り?紫ドロドロスープ』を作るわけではない。

ただ単に…調理実習があるのだ。

そして…私は今、人生の終わりを迎えようとしている。





「す〜ちゃん、す〜ちゃん!コレコレ、味見して〜っ♪」

調理実習では、かなり得点(単位)を稼げるので、皆気合いが入っている。

因みにこれは行事に含まれない、ただの授業。
まちこティーチャー(55歳、独身継続中)が担当している。

「さぁ〜って皆さん?準備はさっさと行いますのよ〜?明日に向けて、予行練習でもしておきなさいっ!」

まちこティーチャーはそう言い、華麗?に舞いながら去って行った。

「す〜ちゃんってばっ!」

因みに言うと、これは他のクラスの人に向けて作るらしい。
だから羅々は、アラタのために作るって言ってる。