無表情の紫雲と、厳めしさ溢れる辰志の無言のやり取り。

いやいや、辰志。
君の顔で子ども泣くから。
般若だから、鬼だから。

「ママァー!!あのおにぃちゃんこわ「見ちゃだめっ、まー君!!…ほーら、よしよし」

…早速、半ベソかいてる子いるし。

「おーい!!昴ねぇ、帰るよ〜?」

架唏琉はそう言い、私に手を差し出す。
それを、睨む4人。

そして星が…架唏琉が私に差し出した手を握る。

へ?

「…俺と、一緒に帰りたいの〜?」

にこにこ顔でそう言う星に、若干負け気味の架唏琉。

すっすごいっ!
あの架唏琉にダメージを食らわせることができる人なんて…渉にぃと母様くらいなのにっ!!

「すっ昴ねぇ…助けて…」

涙目。

キュン…

あぁ、やばい、可愛い…

あれ?そういえば…バカラブカップルは?