【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜


その声の主は勿論辰志で。
…かなりイラついているようだ。

「どっどうしたの?辰志…」

私の問い掛けに、うんともすんとも言わない辰志。

「昴…弟…デート…邪魔」

紫雲は未だに単語で喋ってる。
最後の邪魔ってなんのことだろ…?
あっ…お礼っ!

「紫雲!」

私は紫雲の前に立ち、背が合わないながらも肩に手を置いた。
私の行動に、紫雲ははてなを浮かべているみたい。

「さっき運んでくれたんでしょ?ありがとう」

笑顔でそう告げる。

「うん」

紫雲は、はにかむように笑い、嬉しそうに頷いた。

また、和やかなムードが私達を取り巻く。