「んじゃそちらさんど〜ぞ…」

…クソヤロォオゥオゥオゥゥ…(エコー)

私の額に、血管が浮き出そうになった。

叶バカクソ無駄にイケメン…ムカつく野郎だ。

羅々は私を見て何かを察したのか、先に自己紹介してくれた。

「あっあたしは、澤井 羅々です♪澤井コーポレーションの後継者っ!!よろしくっ♪」

流石羅々〜!私のことよく分かってる☆

「「「よろしく」」」

叶は無言(面倒だから呼び捨て)
うわ〜…最悪。

「桜木 昴です。桜木財閥の次期後継者として、ここに学びに来ました。よろしく」

「「「よろしく」」」

勿論、叶無言。
もう別にいいや…うん。

「…何だかすみません。長居させてしまって…しかも自己紹介までしてしまって…あ、僕達のことは呼び捨てで構いませんから」

一ノ宮く…いや、苓は申し訳なさそうにしている。