ユウエンチ?ゆうえんち…遊園地………………

いっ…いやぁああああああっ!!

「む〜り無理無理無理!!」

私は頭を猛烈に振り、断固拒否した。

だってあのファンシーなドリームな感じだよ!?
…のくせに、ジェットコースターとか言う、もう殺人兵器なみの遊具とかあるんだよ!?

「え〜?だって昴ねぇ大好きでしょ?」

「だ…だ…大好きじゃないーっ!!(泣)乗れるものなんてないし、この世の中であんな恐ろしいところは無いよっ!!私には無理無理むぅ〜りぃ!!だってジェットコースターはビューンでドーンでギャーだし、コーヒーカップは目が回るし、それにそれに…」

止まらない口で涙目になりながら語る私を、架唏琉は目を細めながら見つめていた。

「(キュン…そんなに拒まれると…………意地でも連れて行きたくなるな)」

架唏琉は根っからのSだった。