私が皆に向けて、心の中で声援を送っていると…

鼻水を垂らし、泣きかぶった羅々が、例のごとく私に突進してきた。

この顔本当に、何度見ても…笑える(笑)

「ず〜ぢゃぁんっ!!」

私は、ティッシュで羅々の鼻を素早くチーンしてやった。

「ズルズル…あのね?あのね?とにかく…勉強教えてくださいませぇ〜(泣)」

はは〜と言わんばかりに土下座された(汗)

「わ…わかったわかった」

私がにっこり笑って答えると、

「ありがどぉ〜ず〜ぢゃ〜んっ!!」

羅々はさっきより顔が酷くなった(笑)

「昴…」

私が羅々をよしよししていると、紫雲に話しかけられた。

「ん?どうしたの?紫雲?」