「羅々きゅぅうううっん♪」

まっまさかの救世主アラタ登場!?

今までモンスター化していた羅々は、キュルルルンッという効果音が似合うほどに…豹変した。

「あっアラタん!!会いたかったぁ〜」

語尾にハートつけまくりで、アラタに抱き着きに行った。



………危機…回避。

あっぶねぇ…
私は額に滲み出た汗を拭き取った。

今回は…アラタに感謝だね。



とにかく…最後まで波乱の文化祭だったな。

結局私達は2位だったけど、結構…色んな意味で、スリルがあって…楽しかったと思う…よ?うん。(本当のところは微妙)



因みに、羅々の言っていた罰ゲームとは、星とともにお笑いの予選に出場するという、意味のわからないものだった。

しかも、星と羅々のお笑いコンビ『小悪魔さん』は、なんと優勝して旅行券を勝ち取った。

羅々は、アラタにお笑いやってるとこを見られたくなかったようで。
…だからかなり必死だったみたい…

あはははは…

ついでに、2日目も文化祭に来ると思っていた兄達と架唏琉は、3人で大人しく?家に留守番していたらしい。