グラッと視界が揺れた。 …? 何故か辰志に抱きしめられている。 多分、辰志が、私の手を引っ張ったんだな。 なんでだろう? 「…行くぞ…2階」 しかも、ムスッとした声でそう言う。 私、なんかしたっけ? 首を傾げて辰志を見ていると、横から視線を感じ、その方向を見た。 視線の先には、寅志さんがいて…ニヤけていた(汗) そして私は、2階の辰志の部屋まで連れて行かれた。