結構古い……家。
これ…家、だよね??
うん普通に一軒家だ。

ピンポーン

辰志は、慣れたようにチャイムを押す。

けど、古ぼけ感がハンパないな…
なんか外壁に蔦とかあるし。

《はい?》

「俺」

《あらっ!!たっちゃんおかえり〜》



たっ…たっちゃん!?

辰志が…まさかの、たっちゃん!?

「フッ…ププッ」

私は笑いを堪える。堪えきれてないけど。

「(チッ笑われた)行くぞ…」

赤くなりながら、辰志が私の頭をポンッと叩いた。

ツンデレですか…?

「痛いよ…」

私は小声で呟いた。

そして家の中に入った。