悪いことしたなら謝ろう。

「なんか…ごめんね?紫雲。悪気はなかったんだけど、朝から私の変な顔見て嫌な気分にさせたのに…謝りもせずいきなりベットから出ようとして…」

私は、しゅんとしてしまう。

「(…っ…勘違いだけど…抱きしめたいっ!かわいいっ!!)」

「ごっごめんねっ!」

さらに紫雲に無視され、私の目はうるうる。

「(な、涙目っ…!クるっ…!!)」

(もはや変態)

ずっと返事してくれない(泣)
やっぱ怒ってる。

するといきなり、ガシッと肩をつかまれた。

「ぜんっぜん違うっ!むしろ百面相は可愛いとおもったし…引き止めたのも…まだ…昴と…居たかったからで…っ…」

『昴と』の後から急激に声が小さくなって、聞き取れなかった…

ていうか…可愛い!?
ないない!それはないよ〜(笑)
まったく紫雲も、お世辞うまいなぁ〜

「怒ってないなら、よかった…」

「…っ!(犯罪…これはある意味犯罪級…)」

紫雲は、急激に赤くなる。

紫雲ってば…りんごみたい。

何故??