《今の1位は赤ブロック!それに続いて緑ブロックだよ〜!な、なんと!青ブローック!まさかの3位です!!追いつけるのかなぁ〜?》

イライライライラ…

星ふざけんなっつの。追いつけるに決まってるし!

つかおそ〜…
私は、第4走者に目で圧力をかけた。

「(はぁ…はぁ…やべ…俺、まさかのバトン渡してあの世逝き?)」

昴の目力で、怯える第4走者。

私の近くまで、他のブロックの第4走者の2人がきている。

横を見ると…チッ!アンカーって…苓と辰志かよ(汗)

私が圧力をかけた結果、青ブロック第4走者の彼は頑張った。

彼が私まで50mくらいの距離にいるとき、私の横の2人は、走り出していた。

そのあとすぐ、彼が来た。

「うっ…すいませんっ…はぁはぁ…おっ俺…」

テークオーバーゾーンで彼は謝る。

私はフッと笑い、

「You can count on me!」
(任せてっ!)

バトンを受け取って走り出した。

「…っ…すげぇかっこいい…英語わかんねぇから、なんて言ってるかわかんねぇけど…」

彼は、昴を尊敬したのだった。