あっ…そういえば学校は?

「父様、卒業までは聖薔薇ですよね?」

「ふんほーらお〜」
(うんそーだよ〜)

パン食べながら言うなよ。

まぁ、あと1ヶ月…聖薔薇で頑張ろ!
宝来に行くまでの準備もしなきゃ。

はぁ…面倒臭いなぁ…(汗)

私は考え事をしながら食事を終え、学校の準備をした。

「では、行ってきます」

「「「「行ってらっしゃーい」」」」

「「「「「行ってらっしゃいませ、昴様」」」」」

ズラッとメイドとかがお辞儀してくれる風景を、いつも通りに眺める。

「昴様、どうぞ」

神田がドアを開けてくれ、私は車に乗り込んだ。