【初仕事ー3】


「ハイ!質問!
私なんでグラウンドなんて担当なの?
学校内がいい!」









「礼子君。
キミはまだ新人だよ?
そうゆうのは、昇級した
お偉いさんじゃないと
抜擢されないよ」








学校には、礼子と同じ
ような霊がウヨウヨしており、
それぞれ地道に頑張った
偉い霊の巣窟であった。








「え~つまんないなあ。
なんとかならないの
オッサン」








「オッサンって失礼だなキミ!
私は、田中と言う名前がある。

――――以後、田中さんと呼ぶように」








「そんなことより
オッサン。
どのくらいの怖さを与えれば、昇級できるの??」







「キミ!
話を聞いてないな!
全く霊だからって礼儀を
知らないね、礼儀を」








死んでる礼子にとっては
目上だろうか何だろうが
もう関係なかった