そんな気持ちのまま、しばらくたったある日、あたしは親からとんでもないことを聞かされた。 それは今朝の事だった。 いつものように起きると、お母さんが、 「佳奈。ここ座って」 珍しく、床に正座して真剣な顔してるお母さん。 何か悪いことをした気分だ。 そんなお母さんの第一声。 「ごめんなさい…」 急にうつ向き謝り出す。 しかし、私には何が何だか………。 「………転校することになった」 その言葉でようやく理解することが出来た。