甘い香り

あたしは鈴華さんに今のお兄ちゃんの状態を
説明して、理解を求めた。

鈴華さんはやはり驚いていたけど、頷いて
「解った。」と言った。

よりを戻すのもやめると誓ってくれた。

あたしはホッとして、紅茶を一口飲んだ。