* しばらくして・・・・ 教室に滝城の歓声が響いた。 やっと、おれてくれたらしい。 由里って子。 滝城は、話したこともないような俺にまでその子のことを自慢してきた。 「なぁ。聞いてくれよ!! 由里ちゃん、彼女になってくれるんだって。 すげぇと思わないか? 俺の努力が、やっと報われたんだ・・・。」 滝城は本当にうれしそうに笑っていて、俺も純粋に、祝福してやった。