「ねぇ。」 まだ来たことのない廊下。 ふたりの足音だけが響くこの廊下を歩きながら、先輩が立ち止まって振り向いた。 「アンタ、いつまでついてくんの?」 めがね越しに見る先輩の瞳は、何も写ってなくて、真っ暗で・・・。 少し ・・・・・・・・怖かった。