「暑い暑い!! もう、6月だよ? ほらッ離れた離れた・・・。」 シッシッと梓は由里を引き剥がす。 「ひどい~~。 由里はこんなに梓LOVEなのにッ!!」 胸の前でハートをつくってみせる。 「きもいから。」 梓には、余裕でスルーされてしまった。 「待ってよ梓~!」 もう、なんメートルか先にいる梓をおいかけた。