「私、ここに住むの。ずっとずっと。離れたりしないから、安心して。ほら、鍵」
彼女の口元に手を出した。
私の手をじっと見た彼女は頷き、なぜか指を彼女の唇にあてられた。
はっ、と思っていれば、唇が微かに開く。
隙間から私の指が彼女の口腔に入った。
……十六夜のやりたいことが分かって、軽く引いてしまった。
取り出して、と言いたいらしい。
彼女はどうも普通じゃない繋がりを求めてくる。
悦が混じることをやるんだ、臆面もなく。私は必ずやると十六夜は知っているから。
当たりだ、それは。
拒否してはいけないと思っているから。嫌だけど、神楽のため神楽の体ならと我慢はできる。


