私の右手にかけた。
もう片方は十六夜の左手へ。
隣に肩を並べてどころか、くっつけた十六夜はジャラと繋がれた手首を私に見せてつけてくる。
嬉しいんだろう。
天使みたいな顔がそれを物語り。
「……」
「え、まっ」
淡い赤い舌が口から這い出て、舐めまわしいその妖艶な物体に銀の物が乗せられた。
鍵を口に入れた彼女。
待てのても言えずに口に入った鍵。飲み込む気なんだろう。神楽でさえやらなかったのに、どうやら本気で十六夜は私と永遠に繋がったままでいたいらしい。
「十六夜、鍵は出して。これから一緒に暮らすのに繋がったままじゃ不便だよ」
喉仏は動いていない。口に入ったままなら出してもらおうと言ってみたけど、彼女の笑みが消えてきょとんとされてしまった。


