気軽にだ。
客を招いたときの茶菓子感覚。
「ごめんなさい、きーちゃん」
それを食べたことに頭を下げて謝る滝君が純粋すぎて……廃れた私の心に痛かった。
本当に反省して、しょげているんだから叱れるはずがない。
「別にいいよ。滝君が食べてくれた方が断然いい」
なでなでしたくなる姿だ。滝君相手だとお姉さん気分になってしまう。
「きーちゃんはやっぱりやさしい。ボクもきーちゃんがすきだよ」
「そっか。いい保母さんになれるかな、私」
ふざけて話している内に滝君が横になった。
お腹いっぱいだから眠るみたいだ。
私はもう眠れそうにないのでベッドから退却する。
毛布をかけて撫で続けた。


