病んでいても愛したい。



「きーちゃん、ここにすむの?いっしょ?」


「だね。神楽がね、ずっと一緒にいようって。――滝君は迷惑かな」


「ううん、うれしい。きーちゃんがちかくにいれば、カグラやイザヨイはいたいことしないから」


「……、そっか」


「きーちゃんがちかくだと、カグラはうれしくていたいことしないの。そしたらボクもでたときにいたくないからうれしいの。イザヨイもあんまりしなくなる」


「十六夜(いざよい)は……元気?」


「イザヨイがげんきなときはないよ。でも、きーちゃんがいればあんしんしてる。あいたい?あう?よぶよ」


「あ、いや、いいよ」


首を振ってまで拒否したのは、怖かったから。


唯一、私が恐れを抱くのが十六夜。


とても悲しく残酷な――氷に閉じこもったような人だった。