「同棲するのは許すけど、薬はきちんと飲みなさいよ。医者も行くこと。父さんには私から言っておくから」 「分かった、ありがとう」 「……たまには帰ってくるのよ」 「時間があれば」 「結婚する時は必ず私に話を通してからよ」 「けっこ……だ、大丈夫だよ」 「神楽さんによろしくね」 「うん」 一通り話、後は何も話さなかった。 ごくごく普通で、普通じゃない私が混じる朝食光景。 母親の料理はやっぱり美味しかった。