怖い。 でも、幸せ。 大好きな人と一緒にいられるなんて夢みたいなことじゃないか。 誰もが願い、実行はできなかった夢物語が今繋がれた私から発生する。 逃げられない手錠。 逃げたくない願望。 逃がしはしない恋人。 「神楽が私の持ちモノを捨てさせてくれるなら……うん、もういいや」 頭に出てきた家族や友人。現実的なことを言えば、今しているバイトのことなど。 神楽から伝わる熱で全部が消えていく。 目を見開いて見たのは、辛い現実を食べてくれる優しい人。 「大好き、神楽」 「ありがとう」