『でも…かれんちゃんが 俺のこと 選んでくれるまで 我慢して待つから。 じゃ帰ろー!!』 無理に笑顔を作って 運転しはじめる先生に なんとも申し訳ない気持ちで いっぱいになった。 自分の気持ちに 正直になれない自分が 他の誰かに 逃げようとしている。 じゃあ私の想う人は 誰なのか。 …自分のことを ちゃんと分かることのできない 自分自身が くやしかった。