…あ …無理だ。 とっさに俺は 自分自身が 止められなくなりそうな ことに気付く。 でも 赤くなっている彼女に 無理矢理何かしたら さっきの水嶋と同じ になってしまう。 …それに俺の気持ちも バレちゃうし… でも彼女は 一向に もとの助手席に 戻ろうとしなかった。 …嫌がったら やめればいい。 いつしかそんな思いが わきあがった。