「ありがとーっ!!

これでやっと

日本にもどれる!

遠距離じゃなくなるっ!」







「そうだね、やっとだ.

よかったよかった.」








あれからも

あの塾で塾長を

つとめている優と私は

ずっと遠距離を

しつづけ

私が卒業したら

日本に帰って

一緒に暮らすことにしていた.










「優ーっ.

新しいおうち

どんなかんじ?」




「うん?

広くていいところだよ?

まあ可憐が

気に入らなかったら

変えてもいいし.」





「いや、も、もう

買ったんでしょ?」




「うん!

でも可憐がいやなら

別に買うしっ!」