「…水沢先生は
私の気持ちを
知ってたんです.
…だから
許してくれるのかな
なんて思った私が
だめでした.」
「…?」
「…襲われたんです.」
「…えっ…」
「…これで
私がしたことの代償に
なるなら
いいと一瞬思った…
でも水沢先生は
急変したんです.
本当に怖くて…」
いつのまにか
震えてしまっている
私の手を
川田先生は
やさしく握りしめてくれた.
「もう
今までの穏やかな
彼とは比べ物に
ならなくて.
彼が会議に呼び出されてる
間に
急いでロッカーに隠れました.
そして彼が
帰ってきたとき
携帯が
なったんです…」
「…まさか…」

