「うわぁー
かれんちゃん、
水沢先生からの
着信が
僕にめちゃめちゃ
きてたや!!」
「私にもですよ、
全く.
困りますねぇ.」
…!!
そうだ、私
光に…!!!
思い出すだけで
身震いしてしまう.
二人は
私を
救ってくれたんだ.
「じゃあ
川田先生に矢口.
またいつかな.」
「かれんちゃんと
会えるまで
僕もがんばるよーっ!」
そういって二人は
夜の道を
ふらりとかえってゆく.
「あの、
ほんとに、
ありがとうございました!!」
大声で叫んだ
私の声は
夜の闇に消されることなく
二人のもとに届き
振り返った二人が
優しい顔で
微笑んでくれたのが見えた.

