私がそう
つぶやくと
その相手は
あわてて
私から
体を離した.
そこには
私が
一番求めている人の
顔があった.
しばらく見つめ合っていると
「…コホン」
「「??!!」」
「ひどいよーっ.
二人とも
僕たちの存在
忘れちゃってるんだもん!」
「「…」」
「じゃあ
事情は
矢口から
直接聞いてください?」
「僕たちは
意外と
大忙しだからね.
アメリカかえんなきゃ--」
そういって
二人は
帰り支度を
始める.
…そうだ、
私二人にアメリカで
会ったんだった…
それで
日本につれだして
もらって…
あれ、
なんでだったっけ………

