矢口は 静かに寝息を たてていた. 「…ひとまず、 そいつはここに寝かせて…」 「…あぁ、なにが あったか 話したほうがいいだろうな…」 「かれんちゃーんっ. 起きたらいっぱい お話しようねっ.」 そういって 矢口を 席に座らせ 近くにあったタオルケットをかけ 二人に椅子を さしだす. あらためて 三人で顔を見合わせると なんだか うれしいような 恥ずかしいような 懐かしい気分になる.