あの行為をしてから

俺たちは

何もなかった。









付き合うこともなければ

他人に戻ることもなかった。








教師と生徒。




その一線を

越えることはなかった。











滝口に何度謝られただろうか。






俺が

自分の意思で

やったことなのに。










゙…私先生のことが

本当に好きでした。


先生が可憐のことを

好きだと分かると

可憐は友達なのになぜか

どんなことをしても

どこかで先生と

繋がりたいって

思ってた。



…でも実際

それによって

何も得るものは

なかったんです。


本当にすみませんでした!!゙









そしてそのあと

滝口に言われたことを

俺は鮮明に

覚えている。