二年前。



つまり

光と付き合い出した頃。







私の両親は

私をおいて

私の前から消え去った。






もともと

私には無関心だった両親の

その行動に

別に

驚きもしなかったし

嘆くこともなかった。









ただ

まだ成人でない自分は

誰に頼って

生きてゆけばいいのか。






それだけが不安だった。









でも。



大学受験のためのお金や


住む場所


それから生活必需品などを






そろえてくれたのは





紛れもなく光だった。










親戚の中で

これから大学受験をして

お金がかかるという

子供を

引き取ると言い出して

くれた人は

いなかったから。












だから私には









光゙しがいないんだ。