4時を5分過ぎた頃。 私と綾は、それぞれの親にキャンセルの連絡を入れた。 お父さんは、せっかくおしゃれしてきたから二人で飯でも食おうと言った。 でも、私は予定があるからと断った。 そして、今夜は夕食はいらないと言い、電話を切った。 「大成功~」 綾もお母さんに、今夜は遅くなると言った。 二人とも怪しむ様子はなく、ただ残念そうだった。 「さてと。じゃ~遊ぼっか」