「心配だな、綾・・・・・・」 「あのハゲオヤジが、お前らとグルだったなんてな。演技とは思えない気持ち悪さだったぞ」 「油っぽいもんね」 綾はどうしてあんなおっさんと仲良くなったんだろう。 モテるのに。 他にいい男いっぱいいるだろうに。 「家、行ってみるか?」 「うん」 私は、拓登と一緒に綾の家で行くことにした。 1度しか行ったことはないし、綾のお母さんは私のことを覚えていないと思う。 「デートっぽい」 「お前と俺が?」 「冗談だよ。ば~か」