「良かったな、鈴音!」 涙ぐむ私の背中を叩いたのは拓登。 「うん。私、バカだった」 拓登は、本当にバカだなって言って笑ってくれた。 あの日の計画のことをお父さんに話そうかどうか迷った。 でも、綾に相談してから話そう。 綾もまだ誤解しているなら、その誤解を解いてから、素直に謝ろう。 でも、変わった。 何かを変えたいと思って、バカな計画を立てたけど・・・・・・ 本当に何かが変わった。 ってことは、大成功ってことかな。