― Summer Drop ―

けれど

どうしても今以上を望んでしまう自分がいた。

一緒に遊びに行きたい。

謙太と付き合うことができたら、

どんなにしあわせだろう。



受験生なのだから

そんなことを言っていられないのは分かっている。




一緒にいても

付き合っている訳ではないことも───。