「……ねぇよ」 オレは、ナツミから視線を外し、外の景色を見ながら答えた。 「そーでしょ!?」 「けどな」 「?」 「お前みたいに、意気地の無いヤツじゃねぇからな、オレは」 「………」 ナツミの表情は、不安のかたまりだった。 「何でもかんでも逃げる事しか考えねぇ、お前とは違うんだよ!!」 ダンッ!! オレはテーブルを思いっきり叩きつけ、ナツミを威嚇(いかく)した。 シーーーーーーーーーン オレの気合いの入った一発で、店中が静まりかえってしまった。