「で、どうなんだ?」
「どう、って聞かれてもだな……」
「もう、キスとかしたのか?」
「しちゃ悪いのかよ、エテ公」
「こ、こ、この野郎~!!」
ダーン!!
猿山は青スジを立てながら、箸をテーブルに叩きつけた。
「オレの話を聞いておきながら、よくもいけしゃあしゃあと……」
「しょうがねえだろ。アイツが、オレの事を好きだって……」
「言うな、言うな、言うなぁぁぁぁぁぁあ~!!」
猿山は大声を出しながら、頭を抱えた。
「は、は、はははははははは……」
そして、薄気味悪く笑い出した。
「ど、どうした?」
「いや……、ちょっとな、現実逃避……」
「………」
あまりの不気味さに、オレは何も言えなかった。


