「お前、ナツミちゃんと付き合ってるんだって?」 猿山は、口をクチャクチャさせながら、静かに言った。 「知ってたのか」 「お前からずっと何も言い出さないから、カマをかけてやった」 「猿山……」 「何だよ」 「まず、口の中の物を仕舞え。話はそれからだ」 「………」 猿山は、大人しく口をモグモグとさせた。